2021-07-20
【コラム№6】猫の認知症
こんにちは。ZCCの花島です。
7月に入りすっかり暑くなり猫たちの体調にも変化が現れているかもしれません。
猫の暑さ対策については前回のコラムを参考にして過ごしやすい環境を与えてあげると良いかと思います。
今回は我が家の16歳になるベンガルのシーザー君のお話をしたいと思います。
ベンガルがまだ広く普及してない頃いち早く我が家に迎え入れた子です。迎えた時は食事の催促に驚くほど大きな声で鳴き、本当に野性味豊かな猫と感じました。そして成長するに従い従来の猫とは全く違う美しい被毛と肌触りに驚く毎日でした。幸い性格はおとなしく人懐こく飼いやすい子でした。
その子も今年6月で16歳。高齢の病気である腎臓疾患はさほどひどくないのですが、最近どうも認知症ではないかと思う行動に悩まされています。
まずは排泄。今年の春ぐらいからトイレ以外の場所で毎日のように排泄をしてしまいます。また食事もムラが多く食べ始めるといつまでも食べている様子が伺えます。そしてどことなくふらふらと徘徊をしています。これはまさしく猫の認知症なのですね。
近年、室内飼養、キャットフードの品質向上、医療の充実等で猫の平均寿命も長くなってきました。それにより人の認知症と同じような行動をする猫も増えてきているようです。うちの子では見られないのですが物にぶつかる、名前を呼んでも反応をしない、昼夜が逆転して夜中に動き回る事が多くなる、昼夜を問わず異常な鳴き声で鳴く、異常なセルフグルーミングをするなどの行動が見られるようです。
高齢猫には高齢猫特有のいくつかの病気があります。認知症も今では高齢猫の病気の一つです。
治療はなかなか難しく飼い主様のご苦労も多いかと思いますがあたたかく見守っていきたいですね。
我が家のシーザーには家族皆振り回されていますが今でも可愛い愛猫です。