2022-02-22
【コラム№13】飼育頭数と人気猫種
こんにちは、ZCCの花島です。
1月も終わり新型コロナ感染症のオミクロン株の驚異的な感染でまた世の中が自粛モードになってきていますが、皆様の近くでは大丈夫でしょうか。私が教鞭を取っているいくつかの動物専門学校の学生も濃厚接触者ということで欠席者が見られるようになりました。以前のデルタ株と異なり感染力は強いが重症化することが少ないのが唯一の救いですが、どちらにしても終息を願うばかりです。
さて、この時期になると2021年度の犬猫の飼育頭数や人気ランキングが発表されていますので検証してみたいと思います。まず犬猫の飼育頭数ですが犬は2013年からの飼育頭数の減少が続き今年は前年比24万頭減の710万頭でした。猫は前年比32万頭増えて894万頭と大きく犬の飼育頭数を上回り相変わらず猫の人気があることが判ります。生活スタイルの変化や単身者の増加等で猫の飼育のしやすさが1つの要因かと思います。
飼育頭数では猫は犬を上回っていますが純血種となりますと猫は全体数の2、3割と少ないこともわかります。そんな中での人気ランキングですが10位 アメリカンショートヘア、9位メインクーン、8位エキゾチック、7位ブリテッシュショートヘア、6位ベンガル、5位ミヌエット、4位ノルウェジャンフォレストキャット、3位ラグドール、2位マンチカン、1位スコティッシュフォールドです。1位のスコティッシュフォールドは定番の人気ですね。5位以内にミヌエット、マンチカンと短足猫がランクインしていて、短足で走る姿が可愛らしいのが人気の理由なのでしょうか。
次に猫を入手する際の情報源は1位がインターネット、2位が友人知人、3位がペットショップとなっており、犬の1位はペットショップですから猫の飼い主となる方々は1人でいろいろ調べてから行動するという単独行動をする猫と似ていてなんとなく解るような気がします。入手先1位は野良猫を拾った、2位は友人知人から貰った、3位はペットショップからの購入で、犬の1位ペットショップからの購入と比較してもまだまだ圧倒的に日本猫の飼育頭数が多い事が判ります。新型コロナの影響により在宅の時間が増え、新規に犬猫を飼う方が増えたのも事実で多くの方の意見として「心穏やかな日々が増えた」「毎日の生活が楽しくなった」「寂しさを感じることが減った」と思う方々も増えたようです。ペットは人の生活への豊さの向上にとても効果があることがわかりますね。(参考資料:一般社団法人ペットフード協会、みんなのペットライフ)