2022-10-12
【コラム№21】登録数ランキング
こんにちは、ZCCの花島です。
10月に入りすっかり秋めいてきました。夏の暑さがようやく遠のき、過ごしやすい季節になりました。食欲が増したり、運動しやすい気温になり体調も回復し、猫達へのお世話やお手入れもしやすい時間と感じる事と思います。
ZCCは秋から設立3年目を迎え、順調に会員数も猫ちゃんの登録数も増えてきました。会としては誠に嬉しい限りで、これからも多くの愛猫家とキャットマイスター試験に臨む学生達に有益なキャットクラブとなるよう努力していきたいと思います。
今回は2021年度の1年を通して、どのような品種が登録されているかを紹介したいと思います。登録数の多さが、昨今の人気なネコ種を反映しているのではないでしょうか。
ZCCでは現在68品種の純血種の猫を公認しています。中には登録数が1件も無い猫達もいます。なかなか入手が難しかったり、繁殖が難しく思い通りに形質が現れず登録に至らない猫達です。このような猫種も今後少しずつ登録数が増えることを期待したいと思います。
それでは上位20品種をご紹介いしたします。
20位:サイアミーズ
19位:トンキニーズ
18位:ジェネッタ(マンチカンとベンガルの交配種)
17位:ソマリ
16位:メインクーン
15位:アメリカンカール
14位:エキゾチック
13位:ロシアンブルー
12位:スコティッシュストレート(スコティッシュフォールドのスタンドイヤー)
11位:ヒマラヤン
10位:ベンガル
9位:ブリティッシュショートヘア
8位:ラガマフィン
7位:サイベリアン
6位:アメリカンショートヘア
5位:ラグドール
4位:ミヌエット
3位:ノルウェージャンフォレストキャット
2位:マンチカン
1位:スコティッシュフォールド
スコティッシュフォールドの人気は圧倒的で、登録数も2位のマンチカンの1,3倍と大きく引き離しています。折れた耳、まん丸の愛くるしい目、ふっくらしながらも筋肉質なボディが魅力的なのでしょう。他の猫ランキングでも1位になることも多く人気の高さが伺えます。3位のノルウェージャンフォレストキャットも定番の人気ですね。大型長毛猫の分類になりますがキリッとした小顔とお手入れのし易い美しい長毛の被毛が魅力的だと思います。マンチカン、ミヌエットが上位にあり短足人気も最近の傾向のようです。短い足ながら機敏な動きとそのなんとも言えぬ猫としてのバランスの悪さがとても愛くるしいのですね。一時のベンガル人気も落ち着いたようです。長く猫に関わってきた立場からペルシャが登録数の減少が寂しい限りです。やはりお手入の大変さが影響しているのでしょうか。20年近く前はペルシャのチンチラシルバーは圧倒的な人気猫であったと思います。
猫の登録数は、ここ数年犬の登録数を上回るようになりました。人のライフスタイルの変化や住宅事情、猫の室内飼養の普及、純血腫の魅力に惹かれショップを訪れ購入される方々が増えた、などの結果のように思えます。
今回はあくまでもZCCにおける登録数ですので、他クラブや調査方法により多少の変化があると思いますが、昨今の人気ランキングをご理解できたのではないかと思います。季節の変化が安定しない時代になりましたが健康に気をつけて猫との快適な共生をお楽しみください。