2023-02-14
【コラム№25】如月とキャットマイスター
こんにちは、ZCCの花島です。
2023年も12分の1が過ぎてしまいました。1年なんてあっという間に過ぎてしまうのでしょうね。1日1日、悔いの無いよう有意義に過ごしていきたいと思います。2月は祝日が2日もある月なのですね。そして1ヶ月が28日と一番少ない月になります。猫のお世話には休日は関係ないですが・・・。
猫のコラムですが少し祝日について意外と知らないことがあるので閑話としてお話ししてみたいと思います。まず2月11日、【建国記念日】です。最近の方は建国記念の日で認識していると思います。「の」があるかないかの違いですが、これは非常に大きな意味を持っているのですね。建国記念日というと例えば終戦記念日とかアメリカの独立記念日や結婚記念日というように明確な日時があるわけですが、実は日本が建国された明確な日というのはわからないのですね。というのは日本の建国のルーツである神武天皇は歴史学上、実在の人物ではなく「神話」での人物で国の起源としては定かで無いということなんですね。ですから「の」が入ることで「歴史上の真実ではないが国を思う大切な1日」としたようです。「の」を入れることでみんなが納得するだろうというある意味大人の配慮ですね。
もう一つは【天皇誕生日】ですね。この日は新しい天皇が即位するごとに変わります。天皇の誕生日(天長節)が祝日になったのは明治6年、昭和23年に「天長節」は「天皇の誕生を祝う」祝日になったのですね。先代の天皇誕生日は基本平日となりますが、実は明治天皇の誕生日は「文化の日」。昭和天皇は2006年までは「みどりの日」以降は「昭和の日」となり「みどりの日」は5月4日に移されました。昭和天皇が自然(緑)を愛していたことから「みどりの日」は平日にならず残されているのですね。では大正天皇はどうかというと残念ながら在位が短く、祝日にしようという動きがなかったようです。何気なく休日で恩恵を受けていますが、背景を知ると面白いですね。
では猫のコラムですので、今ZCCでは一番忙しい時期なのです。それはZCCのキャットマイスター試験が各動物専門学校で行われているからです。キャットマイスター試験は基本的な「ベーシック」と、上級な「アドバンス」で構成されていて、2年制の専門学校では1年終了時に「ベーシック」、2年の卒業時に「アドバンス」と取得する学生が一般的です。猫ブームと言われる中、猫の知識の豊富な人材を求める企業から「キャットマイスター」取得者の求人が増えていると聞きます。キャットマイスター教本の内容は購入されれば十分理解できるのですが、今回は内容について少しお知らせみたいと思います。資格を取得しなくても充分内容のある教本ですので、これを機会にぜひお求めになって勉強してみてください。
1章「さまざまな猫種」公認している猫の原産地や特徴がカラー写真付きで表記されています。
2章「さまざまな目の色」猫は品種により色々な目色があります。各目色と品種について表記されています。3章「猫の歴史」現在に至るまでの猫の歴史や本能について表記されています。
4章「3つの品種発生パターン」それぞれの猫がどのような経緯で1品種として定められたか表記されています。
5章「猫の身体のつくり」猫の部位名称、パーツの特徴、体型など表記されています。
6章「健康管理」日常的な飼育方法、成長のプロセスなど表記されています。
7章「病気の基礎知識」猫の一般的な疾病、ワクチンなど表記されています。
8章「習性とボディランゲージ」猫の習性や表情から見る心理状況など表記されています。
9章「猫の選び方と飼い方」初めて猫を購入する際の注意点など表記されています。
10章「猫の問題行動」飼育していく上で直面する問題点と解決法など表記されています。
11章「遺伝と繁殖」猫の毛色の遺伝や繁殖方法など表記されています。
12章「グルーミング」お手入れ方法が詳しく表記されています。
13章「生体販売」ショップにおける猫の販売方法など表記されています。
14章「ペットホテル」ペットホテルについてのノウハウなど表記されています。
以上110ページ、オールカラーになっている素晴らしい教本です。実際手に取ってたくさんの知識を学んでいただければと思います。