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2023-05-15 

【コラム】役に立つ本の紹介と猫専門用語

こんにちは、ZCCの花島です。
ゴールデンウィークも終わり、5月も半ばを過ぎました。今年のゴールデンウィークはコロナウィルス感染症による行動制限やマスク着用の義務などが緩和され、多くの方々がイベントや旅行に出かけたようです。ペットホテルもどこも盛況のようだったと聞いています。ペット関係のイベントも多くの場所で開催されコロナ以前のような賑わいを見せていたようです。私も幕張メッセでのペット博を覗いてみましたが、多くのワンちゃん連れのお客様で、すれ違うのも厳しいくらいの混雑でした。また会場ではキャットショーも行われていて、久しぶりにキャットショーの雰囲気を味わってきました。最近はサイベリアンやミヌエットなどが人気のようで、素敵な猫ちゃん達を堪能させていただきました。当会も本年度はキャットショーを予定しておりますので、是非ご期待ください。

さて、今回は一冊の猫に関係する本をご紹介したいと思います。発行元は「株式会社エデュワードプレス」さんです。こちらの出版社は動物関係の専門書を多く取り扱う出版社で、当会のキャットマイスターの作成にも関わっていただいた出版社です。知り合いの編集者が担当していましたので購入、拝読させていただいています。題名は「猫の品種別疾患ガイド」という獣医師向けの専門書となるのでしょうが、人気な猫の特徴や好発性疾患の治療がわかる本となっています。獣医師関係の専門書というと「猫」として捉えた専門書が多いのですが、こちらはみなさんの身近なそれぞれの品種についてカラー写真入りで紹介され、それぞれの猫特有の病気、遺伝子疾患など詳しく解説してあります。「食べない猫への対処法」という項目などもあります。獣医師向けの猫本というと何やら難しそうな本が多いですが、とても分かり易く、みなさんが猫を繁殖していく上での貴重な参考書となると思いますので今回ご紹介させていただきました。全366ページ、定価20,900円です。

続きまして今回で最後となります猫の専門用語です。
1、ティッキング:被毛の1本1本が4〜6色に色分けされた状態。アビシニアンやソマリの被毛。
   一般的な被毛は、根本から先端までが1色か毛先のみに色がついた2色の被毛です。
2、ティッピング:毛先に色がついた状態。
3、トライカラー:三毛、ジャパニーズボブテイルにおける3色の毛色パターン。
4、トーティー:ブラック&レッドの二毛の毛色パターン。
5、トレース:濃色から徐々に淡い色に変わっていく状態。
6、ノーズブレイク:額溝、目と目の間の深い鼻筋のくぼみ。ペルシャやエキゾチックにみられる鼻筋のくぼみ。
7、ノーズレザー:鼻鏡、鼻の先端の毛のない部分。
8、パッチドタビー:ブラウン、シルバータビーにオレンジ色が入った模様。
9、ミテッド:足先の白い班、バーマンやラグドールの足先の白斑。
10、ロケット:胸部の白斑。

3回にわたり猫の専門用語をご紹介しましたが、まだまだたくさんの専門用語があります。ぜひご自身で確認してみてください。

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