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2023-09-19 

【コラム】秋の夜長はねこ本を!

こんにちは、ZCCの花島です。

9月も半ばとなりましたが、相変わらず30度をこえる日が続いています。東京の真夏日(30℃以上)は80日を超えて、猛暑日(35℃以上)も20日を超えて例年にない記録的な気象状況でした。また局地的な集中豪雨もあり各地で浸水、土砂崩れ、交通規制があり被災された方々の復旧へのご苦労を思うと心が痛みます。また今年は石川県小松市と福島県伊達市で最高気温が40℃を記録し、39℃を超えた地域も数十ヶ所あるようです。この暑さの中、猫達への管理、お世話等汗だくで対応されたことと思います。これからは少しずつ気温が下がり過ごしやすい日が多くなってくることと願うばかりです。
 
すでにご存知の方も多いと思いますが、10月15日、京都において第一回ZCCキャットショーを開催いたします。今回は2審制での開催となり、それぞれのリンクでキツン、オールブリードを審査し表彰を致します。そしてその後スペシャルな表彰も予定しております。京都という場所柄、関東地方からの出陳は難しいかと思いますが関西地方の方はぜひ見学も含めてご参加いただけると幸いです。
 
さて涼しい秋はもうそこまできています。秋といえば「食欲」「旅行」「読書」と爽やかな気分でいろいろチャレンジすることができます。今回は「読書と猫」ということで猫が関わる小説や絵本をご紹介したいと思います。小説でなくても「キャットマイスター教本」や、以前ご紹介した「猫の品種別疾患ガイド」など読まれて、より知識を深めても良いと思います。

まずは猫の小説といえば夏目漱石氏の「吾輩は猫である」ではないでしょうか?子供の頃、多くの方が読んだかと思います。珍野家で飼われている雄猫。自分のことを「吾輩」と呼んでいて、彼の日常の様子や彼の目から見た人間模様がユーモアたっぷりで描かれています。次に宮沢賢治氏の「猫の事務所」です。いじめられっ子「かま猫」のお話です。ある意味現代のいじめ問題を垣間見ることができます。

長編は苦手という方は加納明子氏の「モノレールねこ」はどうでしょうか?「家族の絆」をテーマにした8編の短編小説です。猫好きには悲しい場面もありますが皆心温まる内容です。続いて猫の絵本です。まずは多くの方が知っているでしょう佐野洋子氏の「100万回生きた猫」です。100万回生きて、100万回死んで何も感じなかった猫が、ある事を境に愛することや、悲しみを感じるようになるというお話です。泣けます。石津ちひろ氏の「あしたうちにねこがくるの」は、どんな猫がうちに来るのだろうか?と想像力が膨らむ絵本です。こんな猫だったらいいな?あんなねこだったらどうしょうと?初めて猫を飼う時のワクワクドキドキが蘇りますね。猫のブリーダーさんもこんな子猫だったらいいなぁ!なんて同じような気持ちじゃないでしょうか。町田尚子氏「ネコヅメのよる」なんたってこの表紙のイラストが素敵です。主人公の「白木」を中心に夜な夜な猫たちが集まります。そこには猫たちの秘密が!

彼岸を過ぎますと夜が1日、1日と長くなっていきます。猫を傍に置いて猫本を読んでみる時間も良いのではないでしょうか。素敵な秋の夜長をお楽しみください。

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