2024-08-14 
【コラム№42】停電と香港キャットエキスポ
こんにちは、ZCCの花島です。暑いですね！会員の皆様この暑さ人も猫も結構キツイですね。暑さ対策しっかりしてこの8月も乗り切ってください。7月の平均気温は過去最高だそうです。気象庁によると日本の平均気温は昨年同月の記録を更新し、1898年の観測による統計開始以来「最も暑い7月になった」と発表しました。8月も特に前半は広範囲で最高気温が35度以上の猛暑日となり、厳しい暑さが続くということです。実際暑い日が続いていますね。
そんな暑い7月末、私の店舗周辺約2000世帯の停電が発生しました。午後3時半ごろ停電、トリミング中でドライヤーももちろん店舗全ての照明、エアコンがとまりました。たまにある事だからすぐに回復するかと思いきや、なんと回復したのが午後10時前でした。猛暑の6時間の停電は厳しいです。ペットホテルでお預かり中の猫達、トリミング中の猫達どのように対応しましょう。とりあえず大型のポータブル蓄電池がありますから業務用のドライヤーは稼働でき無事乾かすことができました。照明は懐中電灯やポータブル蓄電池から得ることができましたが、ポータブル蓄電池は2時間近くで切れてしまい、エアコンを動かすことはできません。部屋の温度はどんどん上がっていきます。そこで常備しているガソリンの発電機を倉庫から持ってきて対応、これでもエアコンは動かせませんが、ガソリンがある限り電気は供給する事はできますので扇風機を数台稼働して、お預かりの猫の対応をしました。無事6時間後には停電は回復しましたが、酷暑の中大汗で対応、これが長く続いたらと思うと恐ろしくなります。今後このような事態にどうしたら良いかと真剣に考えています。先日、南海トラフ地震について国から注意喚起がありました。災害は突然襲ってきます。ぜひ停電した際の対応も今一度考えてみてください。
さて、8月の初めZCCでは会長をはじめ、数名で香港猫エキスポ「香港2024猫迷博覧会」の視察と同時開催のCFAキャットショーの視察をしてきました。目的は猫人気の香港の事情と、CFAキャットショーに出陳している素晴らしい猫達を見ることと、運営方法を学ぶ為です。香港の猫は60万匹だそうです。人口は約700万人ですから日本での猫の飼育頭数、人口1億に900万匹ですから同じような飼育割合なんですね。今回の猫エキスポは本来ペットエキスポの中の猫部門を単独でということで昨年から開催されたようです。日本でもペット博から猫博なんて日が来るかもしれませんね。なぜ猫が人気かというと住宅事情なんでしょう。香港は一軒家がほとんどなく高層アパートやマンションがほとんどです。そんな中で飼いやすいパートナーが猫なんでしょう。そしてドメスティックキャットより純血腫が多く飼われているので、CFAのキャットショーも人気でよく開催されているようでした。私たちは２日間、午後12時～21時まで開催される会場を現地の関係者の配慮で一般の方の入場前に各ブースを見ることが出来ましたがブースの多さに驚きました。キャットフード、猫砂、猫のおもちゃ、健康食品、医薬品、招き猫など見ていて楽しい商品ばかりでした。特に気になったのが猫じゃらしの長いものがたくさん販売されていました。その長さは２m近いのです。室内でたくさん猫と遊ぶことを考えた末の商品だと思いました。そして一般の方の入場が始まると、あっという間に会場内を歩くのが厳しいくらいの入場者となりました。そしてもう一つ、猫をキャリーに入れたり抱えたりしている方がたくさんいて、またその猫達がお行儀が良く、人慣れしていることには驚きました。CFAキャットショーは二日間開催され、同時に７リンクで審査が行われていました。皆素晴らしい猫達でまた出陳者の方々も控えゲージの猫達を紹介してくれたり、抱っこさせてくれる方もいました。当会長も11キロのメインクーンを抱っこして写真を撮らせて頂き、ご満悦の様子でした。その後夕方5時ごろ会場を後にしますが、午後9時までの開催ですので、まだまだ入場待ちの長い列ができていました。香港の猫人気のすごさを垣間見ることが出来ました。これからも会として国内だけでなく海外の視察で得たことを会の運営に役立てていきたいと思います。
まだまだ暑い日が続きますが、人も猫も暑さ対策をしっかりしてお過ごしください。