2024-09-18
【コラム№43】残暑バテとキャットショー
こんにちは、ZCCの花島です。まずもって残暑お見舞い申し上げます。と言っても一般的に残暑見舞いは立秋から処暑(8月23日)までですが、今年の夏は立秋を過ぎても処暑が過ぎても全く気温が下がらず9月になっても猛暑日に近い日が続いています。本当に今年の夏は酷暑という言葉が似合う8月でした。毎日の猫のお世話もエアコンが効いていても大汗をかいてお世話をされていたのではないでしょうか?来年はもっと暑くなるなんて予報も出ていますから、いよいよ日本も全国的に亜熱帯の気候に変化していくのでしょうか?
夏バテという言葉はよく聞きますが、最近は「残暑バテ」という言葉がよく使われます。一般に人に使われる言葉ですが、どうやら犬や猫にも「残暑バテ」という症状が現れているようです。では猫の「残暑バテ」についてすこし取り上げてみようとおもいます。「残暑バテ」とは夏の暑さに耐えて暮らしてきたが、疲れたぁ〜!というやつですね。その疲れにより暑さから涼しくなる時期に起きる体調不良です。原因は夏の間に疲れやストレスが溜まった、季節の変わり目に気候の変化や気温差に対応できなかった、少し涼しくなると食欲が落ちた、水を飲まなくなった、などで猫の体調に変化が見られることです。
症状は倦怠感(よく寝ている、動きがのろい)、元気がない、食欲不振、下痢、嘔吐などが見られます。対策としては室温、湿度の管理(朝晩の気温差に注意)、食事の質や給餌量の工夫、十分な給水などが挙げられます。これらの様子に不安に感じたら早めに動物病院を受診するようにしましょう。残暑バテは秋バテとも言われています。もうじき快適な秋になりますから猫も人も過ごしやすくなりますね。
さて、今年も昨年の第1回ZCCキャットショーに引き続き、京都で第2回ZCCキャットショーを開催いたします。開催は「Lovelyにゃんフェスタin京都」(10月26日、27日 京都勧業館みやこめっせ)で開催される「猫祭ラブにゃん」での10月27日(日)です。昨年は第一回で100匹を超える出陳があり盛大に無事終えることができましたので、今年は更に多くの出陳猫の参加を希望しておりまして、多くの方に楽しんでいただけるショーにしたいと思っています。
キャットショー出陳における注意点をいくつか述べておきます。まずワクチンは接種しておきましょう。1年以内に接種してあれば大丈夫です。耳ダニやノミなどの寄生虫や皮膚病が皆無であること、特に耳ダニはよく確認しいておいてください。爪はしっかり切ってください。出陳前までにブラッシングをして特に長毛猫は、もつれや毛玉がないようにしておきましょう。できるなら数日前にシャンプーをしておくと審査員の印象も良いと思います。キャットショーでは減点事項や失格事項がありますから出陳猫のスタンダードを確認してください。またコンディション不良の場合は欠席する勇気も必要です。まだまだ暑さが続くと思いますが、素敵な猫たちに京都でお会いできる日を楽しみにしております。