2025-08-20
【コラム№54】今年の暑さとあってはならない事
こんにちは、ZCCの花島です。暑い!暑い!毎日が続いています。会員の皆様、暑さ対策をしっかりして、また猫ちゃん達の暑さ対策も忘れずにトラブル無く今年の異常な暑さを乗り切っていきたいですね。
先日、またまた群馬県伊勢崎市で国内史上最高気温の41.7度を記録しました。その後、静岡県駿河区で41.4度と40度越えの体温を遥かに超える気温が測定され、39度台の地域も全国各地で観測されています。今後も毎年毎年気温が高くなるかと思うと気が重くなりますね。
暑さ対策と言えば、まずはエアコンですが、エアコンはもちろん電気で動くのですが、漏電や充電機器による火災が最近頻発しているようです。私達のように自宅の犬猫だけでなくお客様の犬猫を多くお預かりしたり、多くの犬猫を飼育しているブリーダーさんにとっては、火災は建物を失うだけで無く、多くの犬猫の命を失う事になります。絶対起きてはならない事象だと思います。今年ある動物病院で火災が発生し、お預かりのワンちゃんが亡くなり訴訟問題となり300万円の賠償を求められています。飼い主さんの心情は痛いほどわかります。ペットはモノとして扱われるようですが、現代においてはそれでは済まされない対象となっているのも事実です。今回の動物病院の火災発生原因は充電していた電気バリカンが発火したようです。これが、お預かりの犬猫の安全を確保する義務を怠ったとされています。このように人による直接的な過誤で無くても重大な事故を引き起こす事になるのです。今回はたまたま1頭のワンちゃんが一酸化炭素中毒で亡くなりましたが、多くの犬猫を預かるペットホテルや、繁殖場での火災においては、多くの命を失う事になり、他人様の犬猫をお預かりするペットホテルや動物病院では莫大な損害賠償を請求される事となり、絶対に起きてはならない事だと思います。私の店舗でも多くの充電式バリカンや電化製品を使っています。コンセントの埃、夜間の充電式バリカンの充電の禁止等は徹底するようにしています。繁殖場の火災では今年4月に新潟県で起こり、数十頭の命が失われたようです。最近は携帯用のモバイルバッテリーの発火がよく言われています。注意が必要ですね。
火事は全てのものを失ってしまいます。多くの犬猫を扱う私たちは同時に多くの大切な命を失う事になります。日頃から火災を起こさぬよう気をつけていくことが大切ですね。
まだまだ暑い日が続くと思います。最後に猫の熱中症の症状をいくつか挙げておきますので確認しておいてください。
・口を大きく開けてハアハアと呼吸をしている
・よだれが多く出ている
・歩く様子がふらふらしている
・元気がない
・食欲がない
・震えている
・体温が上昇している(平均38.5度)
・心拍数が多い(平均130前後/分)
・呼びかけに反応しない
・舌や歯肉が青紫色をしている
・ぐったりして動かない
などが見られます。症状に気づいた際は、体を冷やすと同時に一刻も早く動物病院で手当を受けてください。暑い日が続きますと色々注意散漫になりがちですが、無事この暑い夏を乗り切ることを願っております。